2012年3月23日金曜日

ビタミンDを多く含む食品に干し椎茸が挙げられますが、 生椎茸はどうなんでしょう...

ビタミンDを多く含む食品に干し椎茸が挙げられますが、

生椎茸はどうなんでしょう?

また、その他のきのこ類ではどうですか?







生椎茸にも若干ビタミンDが含まれていますが、

干すと、同じ重量では約8倍に増えます。



他のきのこ類でも同様で、若干ビタミンDは含まれているのですが、

干すとかなりビタミンDの量が増えます。



これはなぜかというと、

きのこ類にはエルゴステロール、という物質が含まれていて、

これは「プロビタミンD」と呼ばれます。

プロ=pro=前の、という意味なのですが、

つまりエルゴステロールとはビタミンDになる一歩手前の物質です。



このエルゴステロールは、

食品中(きのこ中)で紫外線にあたると変化し、

エルゴカルシフェロールに変わります。

これが私たちがビタミンDと呼ぶものの一つです。



だから干すと、ビタミンDが増えるんです。

ただし、干すといっても日光に当てない陰干しではあまり意味がありません。

現在の干ししいたけは乾燥機で作られるものもあるそうなので、

あまりビタミンDが増えてないかもしれませんね。



ちなみに同じきのこの仲間では、

きくらげ(これは干したものが一般的ですね)の方がビタミンDが多いです。

干ししいたけはその次くらいです。

干椎茸がよく例に挙げられるのは、

きのこ類を干したものとして最も一般的だから、という理由が大きいかもしれません。

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