ビタミンを体の中に溜めすぎるとどうなりますか?
皮膚科で貰ったビタミン剤3つとハイチオールCを毎日朝昼晩飲んでます。飲みはじめて一年ぐらい経ちます。
でも最近飲んだ後に確実に頭が熱くなり顔も赤くなります。具合も悪くなる時もあります。飲まなかったら症状は出ないのでビタミン剤が原因だと思います。
ビタミンCの知識
ビタミンCは柑橘類や苺、赤ピーマン、小松菜などの果物や野菜にたくさん含まれています。
しかし、ビタミンCは水に溶けやすく、また加熱すると壊れてしまうので、ビタミンCを効率的に摂取するためには食材を洗いすぎたりゆですぎたりしないことです。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける働きがあり肌の張りやきめを整えます。
血管、皮膚、粘膜、骨を強くし、また風邪などの原因になるウイルスが侵入するのを防ぎます。
他には、ストレスを和らげたり貧血を予防したりアレルギー反応を抑えたりする働きがあります。
しかし、欠乏すると肌の張りがなくなったり、疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなったりしてしまいます。
また、筋肉や骨が弱くなり傷が治りにくくなります。
更に、心臓が肥大したり胃がんや肝臓がんのリスクが高くなったりします。
ビタミンCを過剰摂取しても小腸での吸収には限界があり、また尿として排出するため有害な過剰症の心配はないといわれています。
しかし、副作用はいくつか報告されています。
空腹の時に1000mg摂取するとビタミンCは酸として働きます。
そのため、腸の働きを活発化させ便が柔らかくなるので下痢になったりすることがあるのです。
1度に2000mgも摂取すると胃腸障害や嘔吐、頻尿などを引き起こすことがあります。
ビタミンCの効果と副作用
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ビタミンCに限らず、ビタミンを過剰に体内に取り込むと胃や腸を壊したりアレルギー症状が出やすくなります。
気になる人は食前にビタミンCを過剰摂取せず、食後にサプリメントを利用して下さい。
ビタミンCには様々な効果がありますが、目的によっては摂取方法を変えた方がいいようです。
1.抗酸化作用を期待する場合は2、3回に分けて摂るべきです。
1回の摂取量は100mg~300mg程度が適切です。
喫煙する人は300mg摂りましょう。
血中濃度を高めに保てば紫外線や過酸化物によるダメージを防ぎます4~6月は特に紫外線が強いのでまめにビタミンCを摂りましょう。
しかし、ビタミンCを過剰摂取するのは控えましょう。
2.代謝をよくしてダイエットする場合は、運動前や朝食前に500mg摂ります。
鉄分やビタミンEも一緒に摂るとより効果的です。
アミノ酸は脂肪を脂肪酸にかえる働きがあるので、一緒に摂ると脂肪が燃えやすくなります。
3.精神的或いは肉体的ストレスを軽減させるには少し多めに摂ります。
会議や試験の前などに摂るとよいでしょう。
美肌や生活習慣病を予防するには1度にビタミンCを過剰摂取せず、数回に分けて摂取した方がよいのです。
ストレスによる活性酸素から体を守るには1度にまとめて摂ります。
ビタミンCを上手に摂取して健康な体作りをしましょう。
ビタミンの種類により、体内に溜まるものとそうでないものがあります。
皮膚と関係が深いのはビタミンB群ですが、ビタミンBやCは水溶性で、体内で利用されなかった分は尿と一緒に排泄されてしまいますから問題ありません。
脂溶性ビタミンA、D、Kについては過剰摂取に注意が必要です。ビタミンAは必要な時だけ体内でビタミンAに変わるベータカロテンという形で摂取するのが安心です。なおビタミンEも脂溶性ですが、過剰に摂取した分は対外に排出されますから通常は心配ありません。
ビタミン剤といっても複合的に色々な成分が入っていることが多いので、質問者さんにとって、どの成分が合わないのかをここで推測するのは難しいですね。
せっかく皮膚科に通い、医師の処方薬を飲んでいるのですから、不快症状を医師に伝えて、薬の変更、中止などを検討してもらうのが一番だと思いますよ。
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