ビタミンCの量をレモン何個分というのはなぜなんでしょう?
ビタミンCを含む食べ物の代表格みたいなんですが
農水省が制定した「ビタミンC含有菓子の品質表示ガイドライン」により
レモンのビタミンCの含有量(20mg)を基準として、その菓子にどれくらいのビタミンCがあるかを示すのに
「レモン何個分」という、消費者にわかりやすい表記をするべきだという方針がとられたからです。
しかしこれを、菓子以外の製品でメーカーが使用している時は
レモン=すっぱい ビタミンC=すっぱいものに多く含まれている(イメージ)
よって、「レモン何個分」の謳い文句→それはさぞビタミンCが多く含まれているのだろう=体にいい
と消費者に思わせ購買意欲を上げさせる仕組みでもあります。
確かにレモンにはビタミンCは多いですが、あのすっぱさの元はビタミンCではなくクエン酸なんですけどね。
(天然のビタミンCは無味、透明)
すっぱいもの、ビタミンCが多く含まれているイメージを強めるために、メーカーはわざわざその食品に
酸味を加えたり黄色に着色していたりしますし、そのビタミンCも大半は合成ですから健康食品って何だろうって感じです。
レモンよりビタミンCを多く含む食品はいくらでもありますが、やはりイメージが大きいですよね。
「春菊何束分!」とか「ジャガイモ何個分!」とかいうよりはずっといい…のかな…。
レモンは結構古くから普及して馴染があったからです。
わが町でレタスの試験栽培を始めてやったのは私の親ですが、
この頃でもレモンはだれでも知っていました。
この頃だとわが町ではまだマヨネーズも売られていませんでしたから、他の果物や野菜、
今はお馴染の物でも殆どは身近に存在していませんでした。
身近な食べ物であの色と酸っぱさからビタミンCが豊富なイメージを与えるからです。
でも実際はブロッコリーなどもっとビタミンCを含んでる食べ物はたくさんあります。
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