ビタミンCとビタミンEは抗酸化に優れた相性のよいコンビなんですか?
体を酸化させる物質ー活性酸素を、ビタミンCとビタミンEは、消去します。
体の中には、血漿(けっしょう)など『水の多い場所』と、脂質組織や脳など『脂質の多い場所』があります。
水が多い場所にも、脂質が多い場所にも、活性酸素は発生します。
そこで、水溶性であるビタミンCは、水の多い場所で活性酸素を退治します。
脂溶性であるビタミンEは、脂質の多い場所で活性酸素を退治します。
細胞の材料として、『不飽和脂肪酸』があります。
細胞が酸化するメカニズムを簡単に申し上げると、活性酸素が『不飽和脂肪酸』から、電子を奪うのです。すると『不飽和脂肪酸』は酸化され、過酸化脂質に変わります。過酸化脂質とは、細胞が酸化された状態・細胞がさびついた状態です。
ビタミンEは、活性酸素が『不飽和脂肪酸』から電子を奪う前に先回りして、活性酸素に電子を与え、その毒性を消します。
ここで、電子がなくなったビタミンEに、電子を渡して、ビタミンEを再生させるものが、ビタミンCです。
ビタミンEとビタミンCは、通常異なる場所にいますが、このように電子を受け渡す時、合流するのです。
ですから、ビタミンEとビタミンCを同時にとった方が、ビタミンEの消費が少なくてすむので、効果的です。
ビタミンE・ビタミンCをとる時間は、食後すぐがよいです。毎食後であればベストです。できなければ、朝・晩の食後で大丈夫です。
空腹時では、ビタミンE・ビタミンCともに、極端に吸収率が下がります。
ご参考になれば、嬉しいです。
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