2012年3月9日金曜日

ビタミンBが足りないようです。ビタミンBには複数種類があるんですよね。 ビタミ...

ビタミンBが足りないようです。ビタミンBには複数種類があるんですよね。

ビタミンB群の働きとそれが一杯入っている食品を教えてください。







ビタミンB群は8種類あります。

ビタミンB群は神経細胞に関連し、糖質、タンパク質、脂肪の代謝、分解に関与します。

ビタミンB群同士で相乗効果があります。



①ビタミンB1を多く含むもの

豚ロース肉・牛ヒレ肉・鶏レバー・うなぎの蒲焼き・たらこ・真だい・さけ・落花生・大豆・玄米・ごま・麦・小麦麦芽・そば・ほうれん草・いんげん豆など



◆効果

・糖質を分解する酵素の補酵素として作用する。

・中枢神経や末梢神経の作用を正常に保つ。

・脚気を防ぐ。

・ウェルニッケ・コルサコフ症候群の回避。

・多発性神経炎の予防。

・薬理効果として、アルツハイマー症患者の精神状態を改善する。



②ビタミンB2を多く含むもの

豚レバー・牛レバー・鶏レバー・豚肩ロース・鶏卵・いわし・ずわいがに・やつめうなぎ・干ししいたけ・納豆・チーズ・ごま・のり・わかめ・ほうれん草・ヨーグルト・ビール酵母



◆効果

・脂肪燃焼効果。

・糖質などの代謝を助ける補酵素になる。

・皮膚、粘膜を正常にする。

・過酸化脂質を分解をサポート。

・口内炎予防。

・薬理効果として、グルタチオン還元酵素の補酵素として、過酸化脂質を分解する。

グルタチオン還元酵素とは、酸化されたグルタチオンペルオキシターゼを再生する物質。

グルタチオンペルオキシターゼは最も毒性の強い活性酸素であるヒドロキシラジカルを消去する。



③ビタミンB6を多く含むもの

玄米・大豆・鶏レバー・豚レバー・鶏むね肉・鶏ササミ・さけ・まぐろ・いわし・かつお・さば・さんま・にんにく・赤ピーマン・バナナ・小麦胚芽など



◆効果

・タンパク質の代謝をサポート。

・アミノ酸の合成、分解を促進。

・神経細胞同士の情報伝達を行う神経伝達物質の生成をサポートする。

・アレルギー予防効果。

・ビタミンB2と一緒に、口内炎、口角炎、血管障害などを予防する。

・薬理効果として、頭痛やうつ状態が起こる月経前症候群の改善に有効。



④ビタミンB12を多く含むもの

チーズ・鶏卵・豚ロース肉・豚レバー・牛レバー・鶏レバー・さんま・まぐろ・牡蠣・あさり・しじみ・はまぐり・あかがい・たらこ・すじこ・のりなど

・細胞内の核酸の生成をサポート。

・中枢神経や末梢神経の障害を防ぐ。

・巨赤芽球性貧血を予防。

・神経障害を予防。

・薬理効果として、末梢神経の傷を治癒させ、腰痛治療効果あり。

・薬理効果として、睡眠障害を改善する。



⑤ナイアシンを多く含むもの

鶏卵・牛ロース肉・牛レバー・豚レバー・豚ロース肉・鶏むね肉・鶏ササミ・削り節・なまり節・かつお・さば・いわし・玄米・落花生・ひまわりの種・ピーナッツ・いちじくなど



◆効果

・アルコール分解の酵素の補酵素になる。

・糖質、脂質のエネルギー代謝をサポート。

・薬理効果として、ビタミンEとの合剤により、高脂血症、動脈予防の治療に使用される。



⑥パントテン酸を多く含むもの

牛レバー・豚レバー・焼き豚・鶏レバー・鶏ササミ・鶏むね肉・さけ・さんま・ししゃも・子もちがれい・鶏卵・マッシュルーム・干ししいたけ・さつまいも・落花生・穀類・ローヤルゼリー・玄米・食パンなど



◆効果

・糖質、脂質、タンパク質の代謝に関与する補酵素の構成成分となる。

・副腎脂質ホルモン、脂肪酸、コレステロールの生成をサポート。

・皮膚炎、脱毛予防。

・薬理効果として、やけど治療薬、化粧品、シャンプーに使用される。頭皮、頭髪を正常に保つ作用があるからである。



⑦葉酸

大豆・納豆・鶏レバー・牛レバー・豚レバー・うに・たたみいわし・すじこ・桜エビ・とうもろこし・菜の花・モロヘイヤ・ブロッコリー・ほうれん草・キャベツ・レタス・サニーレタス・アスパラガス・にんじん・かぼちゃ・さつまいも・枝豆・のり・わかめなど



◆効果

・細胞分裂をサポートする。

・消化器官の粘膜障害を予防。

・赤血球の生成を助ける。

・薬理効果として、動脈硬化予防。



⑧ビオチン

鶏卵・鶏レバー・牛レバー・豚レバー・いわし・牡蠣・にしん・玉ねぎ・カリフラワー・マッシュルーム・牛乳・大豆・くるみ・米胚芽・ナッツ・ビール酵母など



◆効果

・ブドウ糖のリサイクルを促す補酵素となる。

・脂肪酸の生成をサポート。

・アミノ酸の代謝を助ける。

・脱毛、脱色予防効果。

・薬理効果として、アレルギー予防効果がある。



ご参考になればと思います。








基本的に納豆や豆腐などの豆類を食べればいいよ!



ビタミンB群は、それぞれ助け合いながら、脳や神経、皮膚などを健康に保つビタミンです。ビタミンB群は、体の中に、ためておくことができないので、毎日こまめにとりたいビタミンです。



ビタミンB群は、エネルギーの補給を助けるはたらきもあります。ビタミンB群は、エネルギー不足を予防できるだけでなく、疲れが残りにくくなります。エネルギーを大量に消費する人は意識してとるようにしましょう。



ビタミンBを多く含む食品

1.B1の多い食品は、穀類の胚芽、豚肉、レバー、豆類など

2.B2の多い食品は、レバー、卵、大豆、乳製品、葉菜類など

3.B6の多い食品は、かつお、まぐろなどの魚類、レバー、肉など

4.B12を多い食品は、魚介類やレバーなど

ビタミンB群は、水溶性ビタミンなので、水に溶けやすい性質があります。食材を調理して摂取するときは、煮汁ごと利用するようにしましょう。また、加熱によって、成分の3割~5割を失ってしまいます。そのまま生で食べられるものは、加熱しないで食べるようにしましょう。



ビタミンB群とストレス

ストレスが多いからビタミン壊れて不足するのか、それともビタミンが足りないからストレスが多いのかどちらにしろ、ビタミンB群を積極的にとることで、ストレスに負けない強い身体をつくることができます。また、飲酒、外食の多い人、肉、魚をあまり食べない人は、ビタミンB群が欠乏しやすい傾向があるので注意するようにします。



ビタミンB1

ビタミンB1は、抹消神経のはたらきを正常に保ち、脚気(かっけ)を防ぎます。B1が不足すると、脚気、手足のしびれ、腰痛など反射神経の異常がみられます。また、食欲不振、消化不良、下痢などをおこしやすくなります。



ビタミンB2

ビタミンB2は、健康な肌や髪をつくり、粘膜を保護します。B2は、がんや生活習慣病の予防にも効果的といわれています。口内炎や口角炎、目や舌、唇の粘膜異常、肌荒れ、髪のトラブルは、ビタミンB2の欠乏が原因かもしれません。



ビタミンB6

ビタミンB6は、脂質の代謝をよくして、脂肪肝を予防します。また、月経前症候群の症状をやわらげる効果や、つわりをやわらげるといった女性にかかわり深いビタミンでもあります。B6が不足すると、神経過敏、眠れない、胃がただれる、つわりがひどくなるなどの症状があらわれます。



ビタミンB12

ビタミンB12は、悪性貧血を予防して、神経細胞を正常に保つビタミンです。ビタミンB12の欠乏によって、悪性貧血になると、だるさ、めまい、動悸、息切れのほか、手足のしびれや精神的落ち込みなどの症状があらわれます

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