ビタミンAやβカロテンの含有量を「国際単位=IU」で示しますが、日本とアメリカでその数値が違うのはなぜですか。
脂溶性のビタミンは、摂り過ぎると蓄積し弊害があるために、量ではなく【効力】で単位を表しています。
そのため基準の数値も種類によって異なります。因みに
ビタミンAは、1IU=0.3μg(マイクロ7グラム)
ビタミンDは、1IU=0.025μg(マイクログラム)
ビタミンEは、1IUで1mgにほぼ等しい。
ビタミンAの日本とアメリカで数値が違う理由は、安全基準が異なるからです。
これらは、民族的に体格等も違うわけですから、【効力】に対する考え方も違って当然と言えば当然かも。
アメリカの指針では、妊婦の1日の最大摂取量は10000IU以下らしいですが
日本の基準は、成人が2000IUが所要量、安全上限は5000IUですね。
日本では、医学的にもそれ以上は安全性の保証が無いという事です。
(他にも、医薬品だとか農薬とかも、安全基準は各国によってバラバラなモノが結構ありますよね)
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