ビタミンCのビタミン剤を買ったんです
いつ飲めば効果的ですか?
ビタミンとは
ビタミンには水溶性のものと脂溶性のものがあります。前者には、ビタミンC・B・・・・・・。後者には、ビタミンA・E・・・・・。などがあります。(ちなみにB3・B4など抜けている番号は、発見された後、ビタミンではないと学会で否定されてしまったものです。)
水溶性ビタミンは、過剰摂取しても水に溶け尿中等に排出されてしまいます。しかし、脂溶性ビタミンは、皮下脂肪中に蓄積され、様々な過剰症を引き起こすことがあるため注意が必要です。
ビタミンA・C・Eはそろって摂った方が、相乗効果が認められる代表例といわれています。
ビタミン・ミネラル・たんぱく質・・・・・・。これらの栄養素は、リービッヒの最小律というものにしたがって、体の中で吸収されます。
わかりやすく言うと、ドベネックの桶を用いて説明することができます。(一番少ない要素に影響するというもの。)
バランスよく摂取することが肝心ですね。
米飯・パン食中心の日本の食生活の中で、ビタミン類・ミネラル類は、アミノ酸とともに、摂取量を増やしたい栄養素です。しかし、様々な種類の食品から摂取するには、経済的にも、家事的にもたいへんです。そこで、安価に手軽に栄養補助食品を摂取するようにアメリカで開発されたものが「サプリメント」です。バランスよく入っているものがマルチフルといいます。
摂取方法は、食後・間食後1時間程までが、先ほどのリービッヒの最小律と消化吸収率からみて、好ましいようです。
不足しがちなものが食事のメニューからわかるので、不足しているものだけサプリメントで摂取することがクレバーと言えるでしょう。
コラーゲンとビタミンC、美肌、美顔用に最近よく利用されています。
アンチエイジングとは
地球上で生きるものの宿命として、20%の量空気中の酸素を活用して生活している生物にとって、有酸素運動で取り込みすぎた酸素が、細胞をガン化・老化・劣化させる活性酸素として働いてしまうことがわかってきています。この有害な活性酸素をミトコンドリアが処理するのですが、これにもカタラーゼという酵素が必要です。酵素の本体は、たんぱく質ですから、アミノ酸の摂取も必要ですね。ビタミンA・C・Eは抗酸化作用も期待できるようですよ。紫外線とともに活性酸素対策もビタミンである程度可能のようですね。
ヘイフリック氏によれば、人の細胞は、150年ほどの分裂能力を持つとされています。いくつまで若々しくいられるのか面白い研究もありますね。
細胞周期と言う細胞誕生から消滅まて゛のリズム、時間の流れから考えでは、若者は、これが活発で早く、怪我・傷も早く治る所以です。反面、ガン細胞などは老人より早く増殖する為、余命が著しく短くなるようです。
活性酸素対策と紫外線対策そして、適度な運動とバランスのよい食事・睡眠を心がけて下さい。
ビタミンC剤は水溶性ビタミンですから 体内に蓄積されないビタミンです。
1日 100mg 程度を 朝・晩2回に分けて内服するとよいでしょう。
薬剤師(老)
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