2012年3月13日火曜日

ビタミンB12欠乏性貧血と巨赤芽球性貧血について、詳しく教えて下さい。 従妹が、...

ビタミンB12欠乏性貧血と巨赤芽球性貧血について、詳しく教えて下さい。



従妹が、胃全摘後、丸9年経ちます。今は30歳です。




5年前から白髪が増え続け今では殆ど白髪です。

最近、



倦怠感、手の違和感ザラザラして力が入りにくい、二階まで階段を使うと動悸がして苦しい。手がピリッとしたりして怖いそうです。



調べたところ、胃全摘後はビタミンB12欠乏性貧血と巨赤芽球性貧血という病気になると書いてありました。



一体ビタミンB12欠乏性貧血と巨赤芽球性貧血とは、治るのでしょうか。

従妹は、針が苦手で冷や汗が出たり気分が悪くなる人で、病院にも苦手意識があります。



でも、今回は、かなり辛いらしく、相談されました。



私は知識がありません。識者の方々のお知恵をお貸し頂きたく質問致しました。



識者の方々、情報をお寄せ下さい。どうか宜しくお願い致します。







ビタミンB12は、DNAの合成、つまり細胞分裂に不可欠です。不足すると、細胞分裂が盛んな所から影響が出始めます。中でも造血を司る骨髄が影響を受け易く、骨髄で作られている白血球、赤血球、血小板の生成に影響を及ぼします。それぞれの血球は、骨髄で成長しますが、上手く成長出来ず、未熟なまま、かつ、機能しないまま、出て来てしまいます。赤血球のその未熟な形態から巨赤芽球性貧血の名前がつけられています。ビタミンB12は、胃から出る内因子と言うタンパク質と結合して、初めて吸収される形になます。従妹様の場合、胃の摘出をされたため、ビタミンB12の吸収が出来なくなり、貧血と、全身の末梢神経の細胞の維持にも影響が出てしまい、こうした症状が出てしまわれているものと思われます。残念ながら、胃の摘出による内因子の不足がありますので、ビタミンB12の点滴で補うしたありません。最初は、週に2~3回やり、落ち着いて来たら2~3ヶ月に1回程の点滴治療になると思います。点滴で改善されると思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿