ビタミンBは1,2,6,12とありますが、何番まであったのでしょう?
抜けている番号があるのは何故なのでしょうか?(3,4,5など)
ある清涼飲料水の成分表示には「ナイアシン(ビタミンB3)」と書いてあったのを見たことがあるのですが…(ナイアシンだったかな?)
原因は、命名されたものが削除されたのと、命名法の不統一にあります。
ビタミンは、それぞれ化学構造も性質も作用も全く異なっています。
一般に、水に溶けやすい水溶性ビタミンと油に溶けやすい脂溶性ビタミンとに分類されています。
ビタミンB1やビタミンB2のようにBの後に数字がついているものもありますが、
発見された時にビタミンBと呼ばれたものが、その後の研究で純粋でないことが分かり、
加熱で分解しやすい成分(B1)と加熱に強い成分(B2)とに分離できたので、
加熱で分解しやすい成分をビタミンB1、加熱に強い成分をビタミンB2と命名されました。
続いてB3やB4などと命名されたものが提唱されましたが、その後にビタミンとは言えないことが分かって削除されたので、
B1、B2の次はB6で、その次はB12まで飛んでいるのです。
B1、B2、B6、B12は、同じBがついていますが、化学構造も作用も全く異なる化合物です。
葉酸のほか、パントテン酸、ナイアシン、ビオチンもB群ビタミンの仲間であるにもかかわらず、
B何々というように名付けられていません。
http://www.gak.co.jp/vitaminh/table1.html
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